放牧

 私は子供を一人、7年くらい育てて、なんとなく分かったことがある!


子育てなるものは、柵の中で放牧中の羊のようなもんで、柵の大きさをどうするかが親の腕の見せ所なのだ。多分。

柵を飛び越えようとしたら叱る。

単にそれだけで、一番良くないのは『柵があやふや』でどこにあるのかわからない状態。

昨日はこれをやっても何も言われなかったのに、今日は怒られた、とかね。

これは犬の躾でも子育てでも「やってはいけない」とよく言われる、叱る基準が一定でない、という状態。


そして柵は大きい方が、子供は意思決定をできる能力を早く得られると思いますが、柵が大きすぎて放置しても良くない、という難しい問題です。

そして私の役割は、娘が将来、合理的で幸せな意思決定ができるような人間になるように、サポートすることなので、あまり出しゃばると良くないと自分に日々言い聞かせて生きています。


で、「宿題やりたくない〜」という娘。

私はなんと答えるかと言うと、「宿題をやるストレスと、やらないで先生に注意されるストレス。天秤にかけてマシな方を取りな」と助言しています。


ちなみに娘は、最低限の宿題を雑にやって、なんとか注意はされないタイプである。

私と同じタイプなので、その点は扱いが良くわかる。


さて、宿題を全くやらないタイプでも、放置しても問題のない子もいるし、サポートした方が本人のためにいい子もいるし。

人は本当にそれぞれ。


柵の大きさは時々変える必要があって、色も塗り直したりしたらもっと良いと思う。

そして柵の大きさは、親の子への信頼の大きさでもあるんだなと思う。