犬が来た!

 


先日、犬を飼い始めました。



娘と歩いていたら、犬が一人で散歩をしていた。首輪はしてある。

あれれ、と思って追いかけて、近所の竹屋さんのおばちゃんに紐をもらい、首輪に紐を結びつけて、水を飲ませて。

とりあえず犬の来た方向へ歩いて行き(交番のある方向)、道すがら喫茶店やら米屋やらで、「この犬を知りませんか」と声を掛ける。

犬を捕まえるのに手間取ったので、その時点でもう、1時間が経過していた。

私はヘトヘトであった。犬と娘は元気であった。


そして近くの交番に行きましたら、お巡りさんは不在だったので、そこにある電話で市の警察署に電話をしました。

すると「まずその犬を、飼い主が現れなかった場合飼う気はありますか?」と聞かれます。

あー、だから道ゆく人が、あまり関わりたくなさそうだったんだ、とようやくここで分かりました。自分が飼うか、保健所に行くかの決断をしなければならないのです。


おー、お前、うちの子になるか?と聞いたところうなずいたので(たぶん)、とりあえず飼う意思を伝えたところ

「では犬ですが、物の扱いと同じになります。すみません、仕方ないんです、怒らないでください。」と警察官に電話口で必死に謝られる。

きっと怒る人がすごく多いのだろうし、その気持ちもわかるけれど。

そして警察官のおじさんに、犬の特徴などを伝えて、その情報は保健所と共有されるようなのだ。

迷子犬の飼い主は、気が付いたら保健所に電話して、自分の犬が保護されていないかを確認するようです。


さて、拾っても飼う気が全くないなら保健所へ電話して、引き取りに来てもらう。

警察に行く必要はないのである。

保健所へ行った犬は、一定期間、飼い主が名乗り出てくるのを待ち、飼い主が来なくても幸運な犬は里子に出るし、でなければ殺処分されます。


そして拾った人に飼う気がある場合は、警察署に連絡をして、近日中に『拾得物なんちゃら』の書類を提出すれば、3ヶ月間飼い主が名乗り出なければ晴れて自分の愛犬になるらしい。

「警察署に一度来て、書類を書いてください」と言われましたが、しかし飼い主、今日中に現れるだろうなあと思いつつ、翌日行く旨を伝える。


家に帰り、綱を柱にくくりつけたが、食料がないので近所のホームセンターへ行く。

綱も短いのしかなかったので、綱を買う。

ドッグフードと綱と、なんだかんだで結構コストがかかった。

多分今日、明日にはお別れするんだろうに。


さて夕方になり、警察署から電話があった。

「近所の伊藤さんという方の犬だと思われますが、あなたの電話番号を教えても良いですか」と。

良いですよ、と返事をした3分後に伊藤さんから電話が来て、「では10分後に交番の前で」と約束し、私と娘は私たちの愛犬『ちくわ』を連れて行った。

娘はすでに犬に『ちくわ』と名付けていたのだ。

5時間だけ飼い主になった。

疲れたけど、我が家の犬熱が一気に上がり、犬を飼おうかと言う話まで出ている。