小さな家のローラ

 この本は、去年、鎌倉のギャラリーJohnで個展をした際に、ブックセレクターの方が私の人形と一緒に並べてくれた本のひとつ。とても素敵だったので、購入したきり「娘が読めそうなタイミングで出す本の段ボール」にしまってありました。

素敵な本は買っておかないと、忘れてしまうから。『大草原の小さな家』の原作です。


娘が夏休みに入り、二人で毎日1本映画を見ています。

そして絵本。夏休みなので、落ち着いて本も読めるかなあ〜とのことで、この本を数日前から読み始めているのですが、本当に挿絵が素晴らしい。

ただただかわいいのだ!!

これはローラとメアリーが豚の膀胱に空気を入れて風船にして遊んでいるところ。
豚の尻尾はじっくり焼いて、皮を剥いで食べるとすごく美味しいそうな。


こんなふうに、鉄砲の詳しい解説なども、私たちが普通に暮らしていると接点の無さそうなお話が、とても丁寧に描かれています。



こんな素敵な絵が盛り沢山!
265ページまであるのですが、全てのページに絵があります。

すごい。安野さん凄すぎます。
全部刺繍にしたいと思うほどだ。素敵すぎて唸り声をあげそうだ。こんなにたくさんの絵、よく描くなあ・・・と脱帽。
これで1900円です。宝物が1900円。
久々に、娘の本で「娘が大きくなっても手放さない絵本」に出会いました。


そしてこの長〜い本を、せっせと読んでいる私って、本当に素晴らしい母親だなあ〜
と自分を褒めることでモチベーションを上げる。
自分は大変だけれど、きっと良い子育てだと思う場面では、とにかく自分がいかに良い母親かを考える。その満足感や自己肯定感が私への天からの支払いだ。

そして私は自分を褒め続けて絵本を読み聞かせ続けているが、その甲斐あって娘の物語への執着は凄まじいものになっているぞ。

しかも活きのいいシナプス!

昨夜読んだ本は、半年前に一度読んだきりの本。
ロシアの魔女の物語『バーバヤガー』なる本である。(毎夜、小さな家のローラは一章か二章、それに加えて別の絵本も読んでいる。いい母親だ。)

読み聞かせた私は、ほぼ全く内容を覚えていなかったのに、娘は「ああ、これは、ハリネズミが実は王子様でさ、」とまるまる覚えている。
私の記憶力が悪すぎるのか?

しかし私の特技は、『考え事をしながら絵本を読み聞かせできる』ことなので、その時も考え事していたのかも。私の別名は『自動本読み機』にしよう。

ローラはちゃんと私も物語に没頭して読もう、と思うのだが、やっぱりふと「パッタイが食べたい」とか考えちゃうんだな。

娘は娘で、自力で本を読むことは滅多にないのだが、先日図書館で借りたセーラームーンの本に関しては珍しく食い入るように見ていた。文字通り、本に穴が空くのではないかと思う眼差しだった。



そうそう、今日、娘と見た映画は、台湾のアニメーション。

台湾のアニメーションなんて初めてでした。
とても面白かった。

おもひでぽろぽろに近い構成で、ああ、現代の台湾なんだな、と。

台湾、一度行ったことがありますが、本当に素敵な場所でした。

また行きたいなあ。小籠包食べたい。

今までで最も有意義な買い物

 娘に買い与えたもので、最も有意義でコストパフォーマンスの良かったもの。

それはバランスボールである。



体操の時に乗ったりする、あの大きなゴムボール。


娘は購入してからの半年、毎日1時間は乗っている。乗りこなしている。

乗り方がサーカスのようで、もはや猿の玉乗りのような曲芸である。


そして夜は毎日バスタオルをかけて寝かせている。

(もっと綺麗にタオルをかけていたが、撮影のため少し剥がした。)

隣にはカワウソと羊が寝かされている。まるで死んでいるようだ。



名前は「バランス」にかけて「ピーターバラカン」にしたらしい。

私が好きなディスクジョッキーの名前である。娘は毎日、愛おしそうに呼びかけている。



1500円くらいだったと思う。

それで半年、毎日1時間。

体幹トレーニングにもなるし、本当に素晴らしい買い物であった。



さて、娘がよく昔話をする。

とは言っても、半年以前、保育園時代の話である。


昨日は庭いじりをしていると、娘が「たまちゃんはね、保育園に通っていた頃、まさか小学校に行けなくなるなんて考えてもいなかった」と自身の不登校についてため息まじりに言うのである。

まあ夏休み直前に、だいたい学校へは行けるようになったのだが、色々と思うところがあるらしい。

なので私も「そうだよね。お母さんもそう思う。でも人生で思った通りに進むことなんてそうそう無いし、それが面白いんじゃないの。お母さんも20年前、将来自分は日本に住んでいないと思ってたからね。」と言っておいた。

ついでに、高校時代に友人と人生設計を書いたことを思い出した。

36歳でできちゃった結婚して、年子で3人子供を産む計画を書いた気がする。



私の中で、36歳は人生の一区切りだったのだ。


先日、海に潜る機会があった。頭の先まで潜ると良いらしい。やってみた。

何か新しい作品を作りたい気持ちが波で芽生えた。

私は今36歳だ。たぶん。

信頼できるデータをください

「あの人は外国人だから」 

「あの人はお母さんが居ないから」

「あの人は同性愛者だから」

「あの人は結婚してないからね」

「あの人は子どもがいないから」

「あの人は専業主婦だから」

「あのお母さんはフルタイムで働いているから」


と、特定の誰かの文句を言いたい時には、その人の持つ特徴を自分基準の『平均』と照らし合わせ、ズレている点を指摘する人がいます。

人を人種や国籍、家庭や就労などで判断し、その人の個性がその立場に起因していると断定する、ということを人はよくやります。

私も知らず知らずにやっていると思います。それが『世間』です。


『世間』に属しているのであって、『社会』には属していない、と言う感覚です。

何かがあれば、他者を『自分の世間』と照らし合わせて、そこからズレている点を非難する。

社会を見て、統計を見たら、自分の基準に普遍性が無いことは誰にとっても明らかです。


でも、最初に挙げた言葉の後に続くことって、大体『信頼のできるデータ』に基づいた話ではありません。科学的根拠もなければ、ちゃんとした調査も無いんです。

その無意味で嫌味な言葉で、どれほどの人が生きづらくなっているんだろうなあ、と気がつきました。


私は、自分の子どもが学校へ行かなくなってよくわかりました。

「お母さんといるのが居心地が良くて離れたくないから」

「一人っ子だから」

「甘やかしているから」


大体、子どもの責任は母親に転嫁されます。

いや、その発言、ちょっと待ってくれ。

『あなたは不登校児童の何%が一人っ子と知ってるんでしょうか?そして一人っ子が悪いという前提で話を進めていますよね?そしてその責任は私にあると言いたい、ということで間違いありませんか?』

『私が娘に落とす雷の頻度と、日本人の親が落とす平均的な雷の頻度はどちらが高いか調査済みだからそうおっしゃってるんですよね?第一、甘やかすとか厳しいとか、それってどういう定義なんでしょうか?』


子供を産めば「お母さんと居るのが安心でき、居心地がいい」ように育てろと言われて、多くの人が努力します。

わからんけど、親と子の相性もあるので7割くらいの子供が「お母さんといつも一緒に居たい」と思ったとして、でも例えばそのうちの2%が不登校になれば、その母親は「お母さんといるのが居心地が良いから子供が学校に行かない」とか言われるんだな。

逆に母親が子供に無関心であれば「注意を引きたくて不登校になっている」とか言われるんだろうな。


例えば学校へスムーズに通う子供は全て、母親と一緒に居ることが『居心地が悪い』と感じているのでしょうか。

あり得ません。

多くの子供が、お母さんが大好きで、そして多くの子供が学校に通っています。

子供の不登校で母親が責められることについては「あれをすればこれを叱られ、これをすればあれを叱られる」と言う感じで、何をやってもどう足掻いても無駄、全部母親のせい、と言う無力感を人生で初めて与えられました。

スゴイな世間。


世間では、女は『遅くないうちに結婚し、子供を2人以上産み、パート勤めくらいの働きをし、離婚せず、料理を作り、よく笑い、忍耐強く、ほどほどに忙しく、子供に身を捧げる』という基準をクリアしてこそ、初めて文句を言われないという『見えない規則』があるようです。

あと、『母乳で育ててないから』とか言う奴もおるな。


でもこれらのことをクリアしても、子供が不登校になると、その理由は大体母親のせいにされるのかもなあ。


人にアドバイスを与えて下さる方は本当に善意の心からなのでしょうが、『お母さんと一緒に居るのが居心地が良いから不登校だ』とかいう、データも無い、科学的根拠も無い、母親を褒めているように見せかけて全ての責任を母親に擦り付ける言葉、これは本当に暴力だなと感じます。

データをください。その発言は何に基づいているのでしょうか?文献は?とその場で言い返せれば良いのでしょうが、この一連の話を冷静にすることが、なかなかできないんですよねえ。


生きていると本当に色々なことを勉強できますが、娘が学校へ行かないという一連の騒動で、私は幾つか賢くなった気がします。

そして人への助言は、不用意にすると時には暴力になるのだなとわかりました。


なんやかんやで娘は少しずつ学校に行くようになっていますが、とりあえずもう、夏休みです。

アトリエの壁をピンクに塗った


 


























「お母さん。このグレーのスイッチと、ピンクの壁、似合うね」
と娘。

よくぞ分かってくれた。
ピンクに塗る計画があったので、スイッチをグレーにしたのだ。

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