娘の保育園を、しばらく休ませることに決めた。
なのでアトリエのミシンとアイロンを、自宅の和室(物置にしていた)に運んだ。
在宅で娘を見ながら仕事をしようという魂胆だ。
押し入れに物を押し込んで・・・
と計画していたが、お目当ての押入れの上段は、娘に取られてしまった。
娘の保育園を、しばらく休ませることに決めた。
なのでアトリエのミシンとアイロンを、自宅の和室(物置にしていた)に運んだ。
在宅で娘を見ながら仕事をしようという魂胆だ。
押し入れに物を押し込んで・・・
と計画していたが、お目当ての押入れの上段は、娘に取られてしまった。
いよいよ始まる始まるいよいよ
ツタンカーメン堂のオンライン展覧会。
私とのコラボアイテムも載ります。
ぜひご覧ください!!
1月23日(土)午前11:00〜
白白庵! http://www.pakupakuan.jp/exhibition/newyearbytutankhamendo.html
娘が手伝い盛りである。
なんでもかんでも手伝ってくれて、次の手伝いを急かされることすらある。
「次は何?」「次は何?」と急かされるので、「余った玉ねぎをラップに包んで冷蔵庫に入れておいて〜」とたのみ、私は洗濯物を取り込みに行った。
さて、事件はその隙に起きたようである。
娘が玉ねぎを冷蔵庫へ入れようとすると、しげるさんは何やら違うものと勘違いしたらしい。
「それは冷『凍』庫に入れるんだよ〜」とアドバイス。
娘は不思議に思ったものの、父親の言うことなら間違いないと思い、素直に冷凍庫に玉ねぎを入れてしまった。
翌朝、玉ねぎが冷蔵庫にない。
「あれ?たまちゃん、昨日の玉ねぎ、冷蔵庫のどこに入れた?」と聞いたら、「冷『凍』庫だよ、ほら」と冷凍庫から出す。
「え?なぜ冷凍庫に???」と聞くと、「お父さんが冷凍庫だよって」、と言う。
しげるさんに確かめると、「ああ、玉ねぎだったの?」とのことである。
そんなこともあるんだな、程度のことだったが、真剣な眼差しで真剣に「ごめんなさい」と娘が言うのである。
「誰も悪いことしたわけじゃないし、謝らなくても良いことだよ」と娘に言いましたら、
「いや、たまちゃんが悪かった。お父さんよりもお母さんの方が料理が得意なんだから、
たまちゃんが、お母さんの意見を聞けばよかったんだよ」
と言うのである。
その責任感と分析力。上司に欲しい。
忙しくなると、冬の晩御飯は鍋になる。
その日は、連続3日目の鍋の予定であった。
保育園の帰り道、娘が「今日の晩ごはんはなに?」といつもの様に聞くので
「今日も鍋だよ」と答えると、「え〜・・・」とのこと。
そりゃあそうだわな。
鍋は大人の食べ物である。
なので私は奮発しようと心に決めた。
18時過ぎると安くなる刺身を買おうと思ったのだ。
「じゃあ刺身を買おう。安くなってるか見てこよう」とついに発言した。
鍋に刺身!超豪華ではないか!無類の刺身好きの娘も、文句はないだろう。
・・・確かに刺身に娘の心はキラめいた。しかし続けて言うのである。
「たまちゃん、海老蒸し餃子がいい」と。
むむむむ!刺身売り場に行けば黙るだろう、と私は判断し、刺身売り場へ直行した。
そして娘がコレがいい、と指差したのは、数種類の刺身の切れっ端がごちゃっと入っていて、安く売っているやつ。そうだ、確かにそれは美味しそうだ。
だからコレと鍋にしよう、と思ってレジに行こうとしたら、娘が言うのだ。
「ああ、もしこのお刺身と、海老蒸し餃子が今日の晩ごはんだったら、たまちゃんは本当に幸せ・・・」
私は愛の奴隷だ。
餃子の皮を買って帰り、その日は帰ってから挽肉にせっせと長ネギを混ぜて、海老蒸し餃子を作った。