ミイラ展が上野であるのだ。
前売り券を買おう、と思っていたら、もう始まっている。
娘に「ミイラ展があるから、観に行こう!」と誘ったら
「ミイラって、誰かが売ったり買ったりしているの?」とのこと。
そうだよな・・・と思ってると
「つまり、人の死体を、売ったり買ったりしているの?誰が?」
と聞いて来る。
うーん・・・
「ミイラとかは、たとえばイギリス人がエジプトにあったものを奪ったりして、それでそのイギリス人が、」と私もよく分からないけれど、そんな事を一生懸命説明していたら、
「人を売ったりして、それは奴隷みたいだね」と娘。
娘の論点は、人の身体の売り買いについていであった。ミイラ目線で物事を考えているのだ。
そんな視点は私には無かった。
私は密かに娘を尊敬しながら育てているのだが、また一つ尊敬してしまった。