ショートカットが似合うのは、あか抜けた美人か、美人でなくてもおしゃれな人、のどちらかと思います。
さて、私は昨日美容院へ行き、仲良しの腕の確かな美容師さんに「さっぱりして下さい!」と頼みまして、あちらはきちんといろいろ聞いて下すッたんですが、私も行ける所まで一度行ってみたいと思っていたので「じゃんじゃん切ってー!」と言っていました。
近視で乱視の私は、美容院で眼鏡を外すと何も見えず、出来上がって眼鏡をかけて見ると、鏡にいたのはレオナール藤田であった。
後ろから「のびた君!」というしげる氏の声。
ナウく言うと星野源?
丸メガネが効いてるぜ。
さてこれはこれは。
私は美人ではないので(この部分を読んだ方、心の中で「そんな事はないよ」と言って下さい)オシャレな感じを狙わねばならない。
しかし私は化粧が嫌いなので、困った事態だ。素顔だとレオナールである。せめて化粧をせねば。
しかし私は、旅行に行く時も化粧道具が重いので持って行きすらしない!
化粧をするのは3ヶ月に一度!
美容院へは化粧をして行こうと思っていたが仕事が押してする時間が無かった!
化粧をすると、しないのに比べて体が疲れる。
顔に何か付いているのが不快!
化粧を落とすのも面倒!
日焼け止めすら、今年一度も付けていない。
海水浴へ行くにもサングラス、帽子だけである。
私の化粧嫌いは年々加速している!
自意識よりも面倒臭ささが勝っているという事である。
とりあえず今朝起きるとスーパーサイヤジンのように髪の毛が総毛立っていたので、シャワーを頭からかぶる。
しかし、後ろは刈り上げているのでかなりの短さ。あっという間に乾く!
ちょっと薬局へ行って整髪料を見てみた。
テスターをシュッとやったが、整髪料なんてこの6、7年使っていなかったので、香料が臭くて使えんがな!
仕方ないので椿油があったので買ってみた。
せめて前髪は伸ばそう。
しかし、後ろ髪のこの短さよ。なんて楽なんだ。
そしてしばらく、娘の保育園の送り迎え以外の用事では、お化粧をしようと心に決めたのである。
娘は「髪なんてすぐに伸びるよ」「耳を触り易くなったからイイ感じ」だそうです。
娘のクセは、私の耳たぶを触る事である。
娘に貢献できて良かった。
それにしても、例え五分刈りになっても「まあ仕方ないかー」と思えてしまうこのごろ。
10年前だったらこのレオナールにもショックを受けたに違いない。
自意識というものは、思春期をピークに加齢とともに低くなるものであるが、私のこの急降下具合は目を見張るものがある。
美容師さんの名誉のために言いますが、髪型自体は素敵です。
レオナール・藤子・ヘミングウェイ
三位一体。
私よりも娘の方がアバンギャルドである。