三歳児を育てていてすごいなと思う事は、知らない単語を数時間〜数日頭にとどめておける事である。
朝に娘を買い物に連れて行き、夏用のサンダルを選んでいた所、「これは汚れるとみすぼらしい感じがするから〜」というような会話を私がしていた。
その夜、日常的に行われる娘の「新しい単語のチェック時間」に、
「みすぼらしいってどういう意味?」と聞かれた。
こういうことがしょっちゅうで、数日前の会話にあった単語についても聞いてくる。
ある程度脳みそが成熟してしまうと、「この単語、なんだろう?」という単語に出会っても、メモしない限りその単語自体を忘れてしまう。
脳みその使われ方が、全然違うんだなあ、と本当に感心する。
昨夜は寝る前に「赤血球と白血球ってなに?」と聞かれて、
「血の中で、赤血球は空気を体に運ぶもので、白血球はウィルスをやっつけてくれるんだよ」と答えた。
そして今朝、「ウィルスって何?」と聞いて来たのだ。
一晩彼女の頭の中には、『ウィルス』という知らない単語が入ったまんまになっていたのだ。
すごいなあ。本当に羨ましい。
そしてやっぱり、上野の人体展に娘を連れて行きたいなあと思うのである。
ちなみに何故か娘は、新出単語のチェックを絵本もお話も終わった後の、暗闇の布団の中で始めるのである。