私は高校生の頃、このおじさんの写真と歌声だけは知っていて、このおじさんは誰だろうと思っていた。
どうやら有名なフランス人だと言う事は知っていたので、最寄りの駅のNOVAのフランス人講師に聞いてみようと思ってNOVAまで行ったのだが、結局フランス人は不在であった。その後興味も忘れて今日に至る。
そうか、名前はジョニーアリディさんだったのか。
昨日は、久々にキューバのジャズピアニストのロベルトフォンセカが聞きたくなり、しげるさんの職場に置きっぱなしであったことを思い出す。
用事のついでにフォンセカの4枚程のアルバムを手に持って、車で早速聞いたらやはり素晴らしい。
本当に素晴らしい。
一枚目、聞き始めたアルバムが『YO』というアルバム。

日本へもライブに来ているのだがタイミングが毎回合わなくて行った事が無い。
数曲目に入っていた曲で、少し考えた。
アルバムの裏を見てやっぱりな。参加しているアラビア音楽の歌手の名前が『Faudel』という人です。
彼が参加している事に今まで気づかなかったことは無いだろうから、私は物事をすぐ忘れるので単に忘れていただけだろう。
Faudelという歌手は、アラビア系移民のフランスで活躍する歌手です。(アルジェリアからの移民だとおもう)
フランスにはアラビア系の移民が多く、『ライ』というジャンルのアラビアポップが盛んです。
Faudelさんはライミュージックの王子様のような感じです。
そして私は久々にライが聞きたくなった。
以下の映像はロックよりのラシッド・タハ、おじさんのシェブ・ハレドというライで有名なミュージシャン三人が集まってコンサートをやっている模様。
私は三枚組のこのライブアルバムを持っていて、この曲をすり切れる程聞きました。(CDなのでなかなかすりきれないよ)
ラシッドタハは、私が高校生の頃にもの凄くブームで、何度か来日している。
この他、スティングとも一緒に曲を出しているシェブ・マミという有名なライの歌手もいます。
先日、新聞に細野晴臣のインタビューがあって、「ライが好きだった」と載っていた。
その他、サラーム上海という芸名の、アラビア音楽好きのおじさんのやっているラジオ番組が、何かで賞を取ったらしいとか、色々ライの時代だ。
再びライの波が来ている。
私の中でだけかもしれないが。
難点は、単語がひとつたりとも聞き取れないと言う事である。