かつて私も子供でしたが、読んでもらっていた絵本の壮大さを今でも覚えています。
娘に今読んでやると、それは一話で長くても20分で終わるもので、
素晴らしい絵本でも大人にとっては、それは『絵本』以上の物ではありません。
大人にとってみればただの本ですが、子供にとってはその20分で、
長く、大変な大冒険をしたようなリアルな感覚がしっかりとあります。
あの楽しい興奮や恐怖や喜びを、絵本を一度読むだけで子供は体験できます。
本当に楽しいものでした。
同じ物を何度読んでもらっても楽しいものでした。
だから娘には沢山本を読んでやりたいと思っています。
ただ最近は、文字数の多い本を読むようになり、読み始めて気づいたら一時間ということが日常的になって来たので、けっこう大変である。
読むのが大変と言うより、平日は保育園へ行かせなければならず、時間的に大変なのである。
でも文字数の多い本の方が、字の無い絵本を読むより楽である。
文字のある本は文字を読めば良いだけなのだが、文字の無い絵本を娘に楽しませるには話術が必要になるのだ。
さて先ほど、カルタ好きの娘とカルタをしていて(勝ち負けの概念が無いので、札を読み上げたら取る、というだけ)、この文字の絵札がお気に入りの娘。
「たまちゃん、お姉さんだから、これ知ってる。 字だよ!」
と得意げ。
そして続いて
「インザシーって書いてあるよ(in the sea)」
と言うではないか。
私は、文字を娘に教えた事は無い。ましてやアルファベットなんて。
恐らく、娘はなんとなーく、数字とひらがなとアルファベットを区別しているようだ。
そして推測するに、保育園でお友達のお洋服に「in the sea」とか書かれていて、先生が読んでいるのを見たとか、そう言う事なんではなかろうか。
アルファベット=インザシー なのだ。
それにしても、「インザシー」という言葉を記憶しているのがシナプスすげえ。
先日、知人宅でバーベキューをした際に「ローズマリーを乾燥させていぶすと、蚊取り線香になるんだよ」という話をした。
三日後、娘が突然「ローズマリーってなに?」と聞いてくる。
こういう事が度々あるのだが、2歳児のシナプスって本当にすごい。
私がたとえば「タクニコペ」と言う単語を耳にして、三日後に言えるかと言われたら、絶対ム〜リ〜
私はシナプスすごいと言っているが、シナプスってなんだと聞かれてもよくわからん。
一応ニューロンも褒めておくか。
ニューロンもすごい!!
ところで、娘にはまだ『勝ち負けの概念が無い』のであるが、「お母さん!勝ちってなあに?」と度々聞かれる。
本当に説明が難しい。