大人と変わらないのでは?と思うほど。(まあそれはないけどね)
シナプスってすごいよなあ。
私が、「ねえ、ヘンな言葉でケンカしようよ!」と娘に言うと、娘はそれを理解して
娘「むとえりとんた!!」
私「だったんとりとり!!」
と二人で口論している遊びをしたりするのですが、『言葉』に関する概念でさえ理解している事に脱帽です。
以前、私は以下について書きました。
『心の理論』というのは、他人の心を推測する心の機能のことです。
その心の理論において、幾つかのパターンの課題がありまして、
その課題をクリアできていれば『心の理論を持つ』といえます。
中でも一番有名なのが、『サリーアンテスト』というもの。
①サリーとアンがいます。
②サリーはビスケットをカゴに入れます。
③サリーはカゴを残し、その場を去ります。
④アンは、ビスケットをカゴから取り出し、別の箱に入れます。
⑤サリーが帰って来ました。
⑥さて、サリーはビスケットがどこに入っていると思うでしょうか。
このテストの場合、『サリーはビスケットが箱へ移動した事を知らない、ということをアンは知っている』と判断できるかが問題です。
これは4、5歳になると徐々にクリアできるようです。
つまり、他者の心の動きを推測できるかどうかのテストです。
つまり、他者の心の動きを推測できるかどうかのテストです。
自閉症の傾向としてそれが分からなかったり、子どもの認知の程度を測る上で分かり易いテストです。
このテストを分かり易くできる場面がありました!
それが、ピーターラビットシリーズの『フロプシーのこどもたち』という絵本。
お百姓のマクレガーさんが、フロプシー(ピーターの姉)の子供達6匹捕まえて、袋に入れてしまうお話です。
マクレガーさんは袋の口を縛り土手の上に置くと、自分は芝刈り機を片付けにその場を離れます。
その隙に、お母さんとお父さんとネズミがやって来て子供達を救出し、かわりに袋には腐った野菜を入れておく。
何も知らないマクレガーさんがやって来て、その袋を家に持ち帰り、奥さんに「子ウサギが6匹取れたぞ!」と言うという粗筋なのです。
先日も娘に頼まれて読んでいましたが、これってそのままサリーアンテストじゃん!と思い、娘に質問してみました。
「マクレガーさんはさ、袋に何が入っていると思っている?」
娘「お野菜!」
これは経過観察だ!なんて良い材料なのだ。
読むたびに聞いていれば、一体いつの時点で「ウサギ6匹」という解答が回収できるのか。
あと二年か三年かなあ。
ついでに、おおかみと7匹のこやぎ でも同じテストができるかなあと考えています。
でもまあそんな質問ばかりしているのも野暮なので、とりあえずは『フロプシーとこどもたち』だけで。
でもまあそんな質問ばかりしているのも野暮なので、とりあえずは『フロプシーとこどもたち』だけで。