旅をするたびに子供がグーンと成長します。本当に面白い。
さて、季節外れの雪が振り、飛行機は2時間遅れ。
欠航も結構ありました。
さて、最近の面白い発見。
娘は、2、3ヶ月前から「もう」と「まだ」の使い方を間違っています。
「まだ ごはんできた?」と聞きます。
英語で「yet」という単語があるのですが、それの意味が「まだ、もう、既に、依然として」等です。
高校生の頃「『まだ』と『もう』が同じ yet だなんて気持ちが悪いな」と不快感がありましたが、言語感覚としては自然な単語だったんだなと、娘の『まだ』の使用で気がつきました。
今日は晩ご飯の時の事。
娘のズボンが破けていたので
私「それ、針と糸でなおしてあげる」
娘「オオカミみたいにチクチクするの?」
そうです。最近娘が夢中なのはこれ。

この本は本当に面白い。
確かにオオカミのお腹をチクチク針と糸で縫い合わせます。
先日、もと福音館の編集長で、童話作家の斎藤惇夫さんの講演会へ行きました。
子供にとっての絵本がどれほど大きな存在なのかについてのお話を聞いて、私も子供時代を思い出しました。
確かに絵本は読む物ではなく入り込む物でした。
今は何を読んでも観ても、あんなふうに物語に入り込む事はできないなあと思います。
斎藤さんによると、「10歳までは本を読んでやるべき」。
たしかに、私が最後に本に入り込めたのも10歳でした。
日本以外には、読書感想文なるものは無いんだそうです。
「日本では、小学生が読書感想文を書かされるよ」と外国人に話すと、
「ウソでしょ?」と言われるらしいです。
面白い本は純粋に「面白い」だけであって、子供に感想を問うなんて本当に酷い事だ。
もしあなたのお子さんが、読書感想文の宿題を持って来たら、どうぞあなたが書いてやってください。
と言われて、それもそうだなと思いました。
私が小学生の頃の読書感想文の宿題も、本当に不快なものでした。
どう書けばいいのか分からなかったので、私はとりあえず粗筋をひたすら写していました。
とてもお話の上手な、ユーモアのある方でした。