アイアンメイデン

縫製場にて
洋裁においては、ミシンと同じくらい重要なものがアイロンなのです。



高級な服ほど、アイロンを沢山使うのです。
例えばジャケット一つ作るのに、ミシンで縫う行程が沢山ありますが、
ミシンで一本縫うたびにアイロン処理を必要とするのです。
アイロン作業の機能としては、
①熱を加えて布を柔らかくし、折り目等をつけ、
②冷やす事によって、形を固める

または
①熱を加えて布を柔らかくし、しわを伸ばし、
②冷やす事によって、布をまっすぐにする

ことがあります。
アイロン自体ももちろん大事ですが、要となるのが、バキューム機能がついたアイロン台です。
家庭用のアイロン台は、立って作業が出来たり折り畳めたり、いろいろ機能はあるようですが、業務用となると、アイロンで熱を加えられた布を、バキュームによって『冷やす』必要があるのです。
その方が早く、綺麗に、確実に、布を思うような形に形成してくれるからです。

業務用のアイロン台で有名なのは、ナオモトアイロンのこんな感じの。
しかしこれは工場とかクリーニング屋さんで使っているようなもので、本当はこれが欲しいのですが、高価ですし、電力も音もすごいことになるので、私の相棒はこちら。



ナオモトの、家庭用に作られた、業務っぽいアイロン。
アトリエ開設時、家庭用アイロンで済まそうかと思っていたのですが、なんだか乗りかかった船で買いました。
結果、買って本当に良かったと思っております。10万円くらいです。

こうじ引き続き。

近所のスーパーで、豚タンが半額でした。
初めて買ったのですが、結構インパクトのあるものです。
初めて、タンの固まりを、四方からねめ回しました。
輪切りにするのに抵抗があるもんですね。美味しいのだけれど。

カットして、塩麹に浸けて、5時間。

フライパンでじゅっと。

出来上がりは美味。
ビールか焼酎で。

もやしのナムルも、ごま油と塩麹だけで。






コウジ君


ここ数年、塩麹(しおこうじ)が大きなブームで、かくゆう私もご多分に漏れず、見事にはまっています。

1年程前、新宿三丁目のシャモ鍋屋のカウンターで、学生時代の友人と鍋をつついて近況報告会をしていた時、

「最近塩麹をスーパーで買ってみた。なかなか美味しい」

と報告したところ、会話を聞いていた女将が「塩麹は買うな。作った方が沢山出来るし、簡単だからやってみろ」と言うではないか。

一念発起して麹を買い、作り始めたらはまってしまった。




麹とは、米を発酵させたもので、こんな状態で売っています。



味噌を造るには、麹と大豆と塩を合わせるのですが、塩麹を作るには、『麹・塩・水』で出来ます。



捏ねて混ぜて常温で面倒を見つつ、一週間くらい毎日時々かき混ぜてやれば、こんなものができます。



塩と同じように使うのですが、鶏肉や豚肉を浸けておくと美味しく、柔らかくなりますし、ドレッシングや炒め物に使うと絶品です。
先日、オリーブオイルで焼いたズッキーニに、塩の代わりにかけて熱したら、この世のズッキーニとは思えない旨さになりました。


また、塩、ではなく、醤油で作る『醤油麹』というものもあり、それは『麹・醤油』を適当に混ぜればできあがります。

そのまま食べてもあまりにも美味しい。醤油麹とキュウリさえあれば日本酒がすすみます。





巷でよく売っているのが『白米麹』なのですが、時々『玄米麹』なるものも売っています。
『白米麹』の方がさらりと雑味が少なく、『玄米麹』は深い味わい。
そしてどうせなら、乾燥させて売っている『乾燥麹』よりも、麹菌が活き活きした状態で売っている『生麹』が良い。

私は玄米麹で醤油麹を作っていますが、これはもう、醤油系の調味料の中では神様のような存在なのです。


こんな瓶の中にも醤油麹が・・・

ちなみに、上の写真の焼酎は、酒屋さんに行って「一番臭い焼酎どれですか?」と聞いたら案内されました。
『鼻つまみ焼酎』は、『明るい農村』と同じ蒸留所なのです。
一見臭そうですが、実際は期待は裏切られ、臭みなどなく・・・。
普通に呑みやすく、美味しかったです。
くさや・・・


 臭いと言えば、くさやですが、私はまだ未熟者らしく、くさやを心から美味しいとは思えていません。あと10年経てばきっと美味しく食べられるはず。

ちなみに、くさやとは、『くさや液』につけた干物(?)のことのようですが、そのくさや液とは、ナンプラー(魚醤)のようなものなのかな、と勝手に解釈しております。

私はナンプラーが大好きなのですが、こちらの記事を読んで、私もナンプラー麹が作りたくなりました。












ナンプラー麹、作り始めたらすごい異臭が・・・

ナンプラー麹は、とりあえずゴーヤ入りのチャーハンにいれたら、すばらしい旨さでした。



ちなみに、醤油麹は、近所のとうふ屋のよせ豆腐で食べると

素晴らしい美味しさ。

普段は瓶に入れて使っています。

自慢のいわしスプーン



私は、先ほど大家さんから頂いたピーマンを切ったのですが、中にいた毛虫も一緒にギロチンしてしまったらしく、気分が良くありません・・・











馬毛入り針山



針山(ピンクッション)といえば、かつては女性の髪の毛を中に入れて作られていました。

女性の髪の毛には程よい油分が含まれており、針を刺しておいても錆びない、という理由からでした。

しかし最近の針山は、やはり『女の髪の毛入り』というのも流行らないようで、現在作っている人も売っている人も出会った事がありません。

しかし、針はやはり錆びやすい。
最近の巷で売っている針山の中身は、どうやらポリエステルで出来たワタのようで、本当によく錆びます。
私自身も、最近買った針山を少々放置した結果、刺さっていた針が錆び付き、多くの針を処分した経験があります。


お気に入りは上海で買った、小僧が沢山ついた針山です。


どこかに良い針山の素材は無いか、と探していた所、素晴らしい『毛』と出会いました。




馬です。

馬である彼の勤務地は、横浜市青葉区にある、『こどもの国』の、ポニー牧場です。
ご縁があって、何度かお邪魔させていただいたところ、ある日、飼育員さんが夏用に毛を刈っていた所でした。

剃られて落ちた毛を触ってみたら、なんということでしょう!程よい油分!!!

さすが、「バーユ(馬油)」として、お肌の保湿に有名な油なだけあります。


少々失敬して、持ち帰り、水で丁寧に洗います。


バケツで洗われる毛たち。




そしてまた、図々しくも羊毛もいただいてきました。

『こどもの国』の羊たちの毛は、『羊の毛コンテスト』で全国2位を取った程のイケてる毛!
こんな大層な毛をいただいたので、さてどんな雰囲気の針山を作ろうかしらと頭を抱え、私の布のストックから引っ張り出して来たこちらの服。

1980年代の、中米エルサルバドルの民族衣装です。
(メキシコをぐーっと南下した所にある国)
出張のお土産として、私の父が買って来たもの。この手のものが沢山あります。

保存状態も良くなく、服として活かすことはもう出来ないため、せめてきれいな刺繍部分だけでも使おうと思います。
かつて盛んだった中南米の刺繍も、現在は『グローバル化』により、驚く程廃れてしまいました。

もったいないので、細かい部分も捨てたくないので綺麗にほどきます。


出来たものがこちら。
サイズもいろいろ





いくつかの形で作りました。
花柄の刺繍がエルサルバドルの民族衣装。
ネイティブアメリカンの模様のような、幾何学模様の刺繍が、グアテマラのものです。
一重に中米と言っても、雰囲気がまるで違います。

日本のこぎん刺しや刺し子を初め、地球の反対側まで、あらゆる地域でその土地の刺繍があります。
手刺繍は手がかかる割に、お金になりにくいので、手刺繍産業もどんどん廃れてきています。

せっかくの民族衣装を切ってしまうのにも抵抗があり、高校生の頃はお洒落のつもりで着たりもしていたのですが、思い出すと恥ずかしい。
しかしこれらの民族衣装は、四半世紀の歳月を経て(生地自体が質の良いものでもないため)、結構傷んでいたので針山へ!!!




今晩わが家はスパゲッティです。

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