彼氏に車を買ってあげる

私はついに、モーゼを手にした。

そして彼に、車を買ってあげたかった。

私はディーラー『フクモ陶器』へ赴き、車を選んだ。

私は“traditional”を選んだ。


“高級”は売り切れていた。


さて、これに乗るのは毛是である。モーゼ。
私の恋人である。
5年越しの恋が実り、知人が譲ってくれたのである。
お髭の彼は十谷焼の十谷人形。モーゼ。素敵でしょう、私の彼。

前の席には海女さん。
娘のセレクトである。
「モーゼは偉いから、運転手さんがいた方がいい」というのが娘の持論であった。
でも運転しないでアワビ取ってる。
ついでに娘のピチピチの手のひらも写っている。

ユニコーンも一緒に撮って!と娘がユニコーン(七味入れ。ツノを外せば中から七味が出る。)と、自分のおもちゃのユニコーンを持ってくる。


娘が興奮し始めて、いろいろ面白いものを集め始めた。






そして最後は「やっぱり数字の終わりを研究しないと」と言って、我が家の家宝、ポワンカレで無限魚を覗くのだ。