似顔絵

娘は、しょっちゅう私の似顔絵を描いてくれる。

昨日もそう。

保育園から帰宅後、食卓で色鉛筆を広げている。

そして私の似顔絵を描くために、キッチンに立つ私に対して

「おかあさーん、こっち向いて、お顔見せて」と言うので、娘の方を振り向いた。


しばらく私の顔を見た後、こちらへ近寄ってきて一言。

「うん、お母さんは、やっぱり本当に美人!」。



本当に親孝行な娘である。

仏さまになりました

寝る前に、娘に必ず(例外は、娘に許されない)毎夜30〜40分程度、本を読んであげます。

一応絵本3冊と決めていますが、長さによって交渉です。

いっときは娘の要求に従い、1時間以上読む時期もありましたが、「絵本を読まなければ」という私の義務感よりも「ラクしたい」という堕落の欲求がまさって来た今日この頃。
読みたければ自分で読みなさい、という感じで。

いやいや、それでも毎日30分は読んでいます!
一人っ子じゃないとなかなかできない芸当だよなあと思います。
本当、偉いわ私。と思うことで保つこの意地。

元編集者で絵本作家の主催する「子供と絵本」みたいな勉強会に行った時、「読み聞かせは10歳まで」と言っていました。
字が読めるからといっても、親が読んでやることの利点はとても大きいらしい。
娘は10歳まであと4年ですが、その間に読んでやりたい本がたくさんあります。ライオンと魔女とか、コロボックルシリーズとか。怪人二十面相も好きそうです。


さて娘が本棚から読みたい本を選んで持ってくるのですが、先日は久々にこの本。
絵本と言っても絵はほぼないのですが。
数年前に買って、時々読んでいます。
3000円近くする本で、これは新本屋さんで買ったので新刊で。
私としては清水の舞台から飛び降りるような値段。
(なんとこの時、同じシリーズの『世界の民話』も買ったのです!でも、分厚くてすごくたくさんお話が入っているので、10分で読める絵本を1000円で買うよりも、100万倍堪能できます。)

読んでいて、親が楽しい絵本。古くさくて、落ち着いていて、ウィットに富んだ感じ。
素晴らしい本です。

さて、この本のとあるお話の中に「おじいさんが仏さまになりました」というくだりがありました。

娘が「ホトケさまになるってどういうこと?」と聞くので、
「どういうことだと思う?」と聞き返しましたら、

「さとりをひらくっていうこと?」と言う。


す・・・すごいぞ。『悟りをひらく』とは!!!

と思ったのですが、それはこの本の知識があったからです。

この本は古本屋で100円でした。



娘が私に絵本を要求するのは、絵本を読んでいるときに母親を独占できていると言う満足感のため、というのもあると思うのですが、やっぱり絵本は読めば読むだけいいと思いました。
絵本はすごいぞ。悟りもひらけるぞ!ひらけないけど!!


先日、新聞に「子供に絵本を聞かせようと思ってもジッとせず聞かない」という悩み相談が載っていた。
私は幼少期にあまり読んでもらっていなかっし、知的発達が娘よりずっと遅かったので多分「おしゃかさま」も「日本の民話」もジッと聞くことはなかっただろうし、自らこの本を選んで親に読んでもらおうとすることもなかっただろうなと思います。

娘のおかげで、私も色々勉強できます。ありがたや。
眠い時の絵本はかなり辛いけど。
ついでに、絵本の後には創作話を一つすることになっていて、毎夜毎夜お話を絞り出しているのだ。これもかなり辛い。
娘が小学生になったら、お話はやめてもらいたいが、果たして・・・



優しいお母さん

 昨夜、娘と接していた際、「お母さん、今日はすごく優しいね」と言う。

「いつも優しいけどさ、今日は特に優しい」との指摘。



バレたか。。。


前日、私の心が乱れていたので、罪償いのつもりであった。

しかも「こころもち、優しくせねば」程度の意識だったのに。

子供の鋭さはすごいなあ、と思った。

手抜きだな

 娘が「お母さん、いい子いい子して」と言うので、頭を撫でた。

すると「なんだか手抜きだなあ」と言われる。

そして「もっと『かわいいな』って言う気持ちを込めて!」と指導された。


なので必死に可愛がって頭を撫でると「今日はあんまり良くないな」との評価であった。


娘はなかなか厳しい。

誠に申し訳ない

 娘が保育園で、いつも絵を描いている。

描いた絵を途中にして席を外し、戻ってみると、娘の友達が色々書き足していたそうな。


「それが嫌だった」とのこと。そうか。娘の絵に対するこだわりは大変強いのである。

お友達は意地悪したわけでもないし、私にしてみれば大したことではないかと思ったのだが、娘にとっては重大らしい。

「嫌だったら、嫌だからもうしないでねって伝えればいいんじゃない?」

とアドバイスしました。

そうしたら、「うん、伝えた」と言うので、「どうやって伝えたの?」と興味本位で聞いたら、

「まことに申し訳ないんだけど、勝手に描いて欲しくないんだ、って。」

そうか、娘にはそんな言葉技が・・・


お友達はそれに対して「すまんすまん」と謝ったらしい。


素晴らしい子供たちだ。


幽霊ごっこ

 娘と公園に行くと、「お母さん、幽霊ごっこしよう」と言われる。

私が幽霊になって、アスレチックを走り回る娘を追いかけるのである。


昨日もそれをやっていたら、

「お母さん、今度はごっこのごっこしよう」と言う。


「私たちは本当は幽霊だけど、人間のふりをしているってことね。周りにいる人たちもみんなそう。それで、ここは幽霊が人間ごっこをする場所ってこと」




だんだん難しくなる。

愛の告白

珍しいことに、夜に仕事が入った。


夕方まで都心での仕事と、そのついでに今までコロナの影響で買い出しに行けなかったので資材を買いに。帰宅は多分夜の9時!


娘に「お母さんは明日、夜にお仕事があるから、晩ご飯はお父さんと楽しんでね⭐︎」

と気軽に言いましたら、突如ホロホロと涙を流し始める娘!!


「大丈夫だよ〜、たまちゃんが寝る前には帰ってくるし、一緒に寝られるし、お父さんにレストランに連れて行ってもらったら楽しいよ〜」などと諭してみるが無駄だ。

「もう泣かないでよ、、そんなに泣かなくてもいいじゃん、、、」と呆れ気味に私が言うと、娘がキッと睨む。

そして「たまちゃんがお母さんを好きってことは、悪いことなの?」と私を責める。




すごいな、私よりも、言葉をセンスよく操っている。

私も幼少期から娘と同じくらい言語感覚が発達していたら、人生違ったかもなあ、と娘に感心した。



美女の参上

娘が、時々絵本を作っている。

紙に絵を描いて、セロテープで製本するのだ。


昨日は「おじいちゃんのお誕生日にあげる」とのことで絵本作りをしていた。


できたのを見せてもらうと、タイトルが『びじょのさんじょう』である。








内容はタイトル通り、美女が参上するのである。

たくさんの服と、髪をとかす美女・・・
この後、喋る猫が出てきたり、数ページ続くのだが、どうやら『この美女は誰?』と言うコンセプトのようだ。
しかし結構手抜きで、朝に上手に描けた絵も適当にくっつけて、適当なるストーリーをでっち上げている。
それに「これはお母さんにあげるね」と約束していた絵まで製本している!

可愛いので「これ、お母さんが欲しいなあ」とねだりますと、
「これは、おじいちゃんの。おじいちゃんは美女のテレビばかり見てるでしょ」
とのこと。

確かに私の父は、K POPアイドルに夢中で、いつも韓国の美女をテレビで見ている。

欲しいものを諦める方法

娘が
「たまちゃんね、欲しいな、と思っても、どうせお母さんは買ってくれないだろうな、
って思うから、欲しいって言わないようにしているの」
と言う。

それは本当か?

先日はカニカマとレーズンパンをねだられて、二つとも買ったけど??



まあそれはさておき、
「欲しいと思ったらね、『これを買うと、悪いことが起こるんだ』って自分で思うようにするの。
そうすると諦められるの。お母さんもやってみるといいよ」
とのこと。

なんだか黒魔術的だ。

それにしても、娘はそんなに欲しいものがスーパーにたくさんあるのか?


私が欲しいものは、工業用ロックミシンであるが、そんなやり方では諦められない。

黒魔術

一昨日、8月31日のこと。

私は作業中に、カッターで指を切った。小さな傷である。
こう言う時は、マスキングテープで傷口を塞いで2日もすればくっ付くのである。

でもちょっぴり痛かった。


その日の夕方、娘を迎えに急いだ。

保育園前の信号が赤になりそうだったので、小走りに急いだ。

裾の広がったズボンである。それに躓いで、久々に転んだ。

膝から流血した。



園庭で遊ぶ娘と、友人Kちゃん。


私は少々気持ちがくじけていた。
そして

「さっき信号のところで、転んでさあ、膝から血が出て痛いよ・・・」

と二人に言った。

するとKちゃんが
「それって。。。たまちゃん、あのおまじないのせいじゃない?」



なんだろう?面白そうな話だ。

「何?何をやったの?」

と聞きましたら、どうやら娘が鉄棒の周りを笑いながらグルグル走り周り、「お母さんに不幸なことが起これ〜」とふざけて呪いをかけいたらしいのだ。




帰りの車で、深刻そうな顔をした娘が、私に謝ってきた。

なので、「次は『いい事起これ』って祈っておいて」と頼んでおいた。

娘にそんな才能があったとは。

将来は呪術師か?




しかし、呪いはこれで終わらなかった。

昨日、9月1日のことである。

ヤマダ電機のポイントを、私は5300円分持っていた。

それを使って買い物をしようと行ったのである。



なんと、ポイントの有効期限が、8月31日までだったのだ。

辛い。本当に辛いぞ。5300円分、私は失っていたのだ。

娘の呪いがこれ以上続きませんように・・・・